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「………ねえ、君……誰?」
それでも僕は聞けずにはいれなっかた。
いきなり現れたかのような少女。
見えない顔。
越えられない境界線。
ここはどこなのか。
君はなぜここにいるのか。
僕はなぜここにいるのか。
聞きたいことはたくさんあった。そして最初の疑問の答えは
「…………」
沈黙だった。はなから無視したのか、聞こえなかったのかさえも表情が隠れているせいでまったく分からない。
ただ……なんとゆうか、悲しい感じが伝わってきた。
(何が…悲しいのだろう……?)
確信に近いものがあり、疑問に思う。
(もしかしたら、自分の事を聞かれたくないのだろうか……?なんで?)
そう思いながらも、その疑問をぶつけても答えてくれないように感じ、質問を変える。
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