克己の日々

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それでもやっていけたのは、たくさんの仲間がいたからだと思う。 それに担任は私の性格を本当によく分かってくれていた。 私が冴えない顔をしていると必ずウザいジョークでちょっかいを出してきた(笑)。 (あの時、この学校を選んで良かった。) この頃には、日々そう感じるようになっていた。 しかし、浪人生にとっての月日の流れは、一般社会のそれより何倍も早い。 もう木々が色づき始めようとしていた。 .
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