旅の始まり

4/16
前へ
/22ページ
次へ
「貴方様は私が探していた勇者様…」 純白のローブと黄金の髪を結え、正にこの世の天使みたいな少女は今まさに、僕に話しかけている。 「いや~。 こいつは勇者よりかバカ者だと思うぜ。 1日に1回はあんな事やそんな事を妄想してピーしてる奴だ。」 この鬼畜め! マイクがサラサラと変な事を少女に話してやがる。 悪影響だから止めてあげて~ 昔から分かってたが、何でコイツ何かと仲良くなったんだぁ! 「もう、止めて~。 これ以上話さないで~。」 俺の悲痛な叫びが木霊した。 「勇者様…貴方が世界を救うのです。 是非、私と共に魔王を滅しましょう。」 この少女はマイクの話しを全く聞いて無かったようだ… 良かった。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加