3人が本棚に入れています
本棚に追加
うぅ…
頭がズキズキする。
「お目覚めですか勇者様…」
マリーの顔が視界に入った。
悪くない…
今なら天国に昇れそうだ。
「村総出で歓迎会するみたいだから、早く面出ろよ。」
マイクが2人だけの空間をぶち壊すかのタイミングでドアを開けて言った。
え??
外から祭の時みたいな騒がしい音楽が聞こえてきた。
その瞬間、今まで育ってきた村の人の温かさに胸を突かれ、涙が出そうになった。
「うぅ…」
「あの災厄の子が居なくなるなんて、これで町も静かで安泰になる。
こんな素晴らしい日は無いぞ‼」
家の外から大きな声が聞こえてきて、盛大な拍手も起きていた。
さっきの訂正…
不意にも涙が出そうになった俺が恥ずかしい。
最初のコメントを投稿しよう!