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「ちっ…
この俺様が下っ端みたいな仕事を…」
魔族のジャックが腕組みをして木の影から誰かに視線を向けていた。
「魔王さんも世界を乗っ取るために必要ってたけど…
よりによって、あんなひ弱そうな少女を…」
「ビービーうるせぇな。
さっさと仕事しろよ。」
肩からひょっこり顔を出した使い魔がジャックに言った。
「そうだな。
さっさと終わらせて帰るか…」
ジャックは赤い瞳を光らせて、村人に囲まれた少女に向かって飛び出した。
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