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「じゃあ、まずは魔力量と属性を計ってみようか?」
チェスターはセーファスを手招きしながら言った。
「あ、エイミーさんはここで待っててくださいね。」
そう言うと二人は隣の部屋に入って行った。
【魔力量・属性測定室】
その部屋に入ると、目に入ったのは半径5m程の複雑な魔法陣。
そして、その魔法陣の隣にはバスケットボール並の大きさの水晶玉が置いてあった。
「まずは、魔力量を計ろうか!」
チェスターはセーファスを魔法陣の真ん中へと促した。
「………何をすればいいんだ?」
真ん中にたったのはいいが、訳がわからないセーファスはチェスターに聞いた。
「魔力を思い切り魔法陣に注ぎこんでくれたらいいよ。
ちなみに100000000mpまで計れるから。」
※mpとは[マジックポイント]のこと。
大人の平均は10000mp程度。
学生は3000mp程度。
「…わかった。」
セーファスは魔法陣に魔力を込め始めた。
すると魔法陣が輝き出した。
いや、輝きすぎている。
チェスターは堪えられず目をつぶっている。
その瞬間……
------ボシュ!シュウウウ....
魔法陣が煙をあげ壊れてしまった。
チェスターは口を開けたまま固まっている。
(………まだ二割も注ぎ込んでないけどいいのか?…だから、めんどくさい事は嫌いだ。)
セーファスは壊れた魔法陣の真ん中で呑気な事を考えていた。
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