[不変な日常の崩壊]

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「…ハッ!と、とにかく先に属性を調べちゃおうか。」 現実に戻ってきたチェスターは水晶玉を抱え、セーファスの前までやって来た。 「さて、この水晶玉の説明をするよ。 この水晶玉は魔力を流し込むと、その魔力の属性を色で表すんだ。 火→赤 水(氷)→青 雷→黄 土→茶 風→緑 の基本属性は出現率は高いな。 光→白 闇→黒 この二つは特殊属性といって、出現率は基本属性の1/100くらいですね。 時→橙 重力→紫 幻→紺 次元→銀 全→金 この五つは希少属性といって、かなり珍しいね。この世界に五人いるかいないかだ。 全属性なんて、今は誰も持っていないからね。 ちなみに僕は水と重力だ。」 チェスターが魔力を込めると水晶玉が青と紫のマーブルのような色になった。 チェスターは「わかった?」といいながら水晶玉を渡した。 「…………。」 セーファスは黙って魔力を込め始めた。 すると透明だった水晶玉に変化が起こった。 そして…… 水晶は金色の中に漆黒が混ざったなんとも奇妙な色に染まった。
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