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例えアルバイトでも仕事を続けていた時点でおじいちゃん的には合格だったけど、一応、子供が産まれるまで今の正社員の仕事が続いたら結婚しても良いとドキドキしながら釘を刺してみた。
そう、それはいつものダメ男なら直ぐに逃げ出すような内容だ。
ダメなら子供は自分達で育てても良い。
それくらいの覚悟でおじいちゃんとおばあちゃんは願いをかけて賭けをした。
お母さんがまともな男と結婚出来るかもしれない最後の賭けをしたんだと言い辛そうに話してくる。
その男はおじいちゃん願望通り真面目に働き続けた。
そして私が産まれ、お父さんとお母さんは結婚。
おじいちゃんは本当に『あの夜』まで賭けに勝った。娘を孫を幸せに出来たとホッとしていたらしい。
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