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「やべぇ!遅れる!」
バイト終りの俺は焦っていた。
これから愛美(まなみ)とデートだからだ。
しかも今日はクリスマス。絶対に遅れるわけにはいかない。
俺は家に着くなり着替えを済ませ、プレゼントをポケットにしまい、待ち合わせ場所へと急いだ。
待ち合わせ場所のクリスマスツリーの前にまだ愛美の姿はなかった。
どうやら間に合ったみたいだ。
俺は息を整え、愛美を待った。
俺が着いてから、五分くらい経った時、愛美が着た。
「ごめん、待たせちゃった?」
「全然待ってないよ」
気のせいか、愛美が少し暗い気がする。
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