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「愛美、なんかあった?」
少し暗い愛美が気になった。
もう付き合って三年になるけど、こんな愛美を見るのは初めてだ。
「えっ?あっ…うん…」
やっぱりなにかおかしい。
「ねぇ晴哉(はるや)、ちょっとそこのベンチに座らない?」
俺は愛美に言われすぐ近くにあったベンチに座った。
少しの沈黙。
「実は…、晴哉に話があるだ…」
「何?」
俺は別に深く考えずにすぐに返事をした。
しかし、なかなか愛美から次の言葉が出てこない。
俺はなんの話か気になったけど、あえて愛美が話しだすまで待つことにした。
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