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少し経った時、愛美が口を開いた。
「アタシ夢が出来たんだ…」
「そっか!よかったじゃん」
俺は笑いながら答えた。
「でもね…」
愛美は言葉をつまらせている。
どうしたんだろう?
「どうした?」
言葉を詰まらせている愛美が心配になった。
俺の言葉をきいても愛美は暗い表情のままだった。
「でもね…その夢を叶えるには晴哉と離れなきゃいけないんだ…。」
なんだ、話しってのはこの事か。
「留学考えてるんだ?」
俺は当たり前のように訊いたが、愛美の表情がまた一瞬くもったのがわかった。
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