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「そういう意味じゃないんだ…」
「えっ?留学じゃないならなんだ?」
留学以外で離れなきゃいけないって、もしかしたら…。
俺の頭の中に嫌な予感が浮かんだ。
さっきのやりとりの後、しばらく沈黙が続いた。
でも、その沈黙はある一言で終わった。
「距離を置こう、アタシ達。」
俺は一瞬、愛美が言っている意味がわからなかったが、すぐに理解することができた。
「はっ?何言ってんだよ?なんでだよ?俺と距離置かなきゃいけない夢ってなんだよ!?」
俺はあまりの一言に取り乱してしまった。
話の流れでなんとなく予想は出来ていた。
でも、それはありえないと思っていた。
「ごめん…」
愛美からの返事。
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