気付き

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気付き

どこかに 行きたくなって 宛もなく歩き回る 君から 逃げ出して 笑ってみたかった でも あっという間に わたしは途方に暮れる どこにも 何もありもせず ただ虚しさが増すだけ どうして それくらいのこと わからなかったのかな 自分自身に 呆れてしまって わざと転んでみた 空は遠い 青が輝いて 目がくらんだ 何にもない 馬鹿らしいな 少しだけ泣いた 君なしでは 何もできなくて 無性に愛しくなった だから 今から走って帰ろう きっと君はわたしを待っている
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