君がいれば

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君がいれば

ひとりでいると 何の気力もわかず 時間を持て余してしまう   だから 君といる時が わたしが呼吸している時   ずっと苦しくて でも言えなくて 夜を待ちわびるだけ   いつもみたいに やさしいキスをして ただほほえんでいて――   ねえ あと10日で 9ヶ月の間、君といる   こころの闇を 小さくしてしまえば ずっといっしょにいられるのかな   でも 君だけだった こころの闇を照らしてくれたのは   うれしくて わたしはすぐに 君に懐いて笑っていた   他の異性はいらないから 君だけがいてくれたらいいから まだ飽きずにそばにいてほしい――   たとえ 今のふたりは 本当の形ではなくても
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