夏の余韻

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夏の余韻

こんな感覚は 本当に久しぶりだ 何ともいえない余韻   お風呂みたいに とてもあったかくて ずっと浸っていたい気持ち   毎日毎日 ただ暑苦しいだけでなく この夏の暑さを愛しく思う   いつか 消えてしまう感覚でも 今はそっと寄り添っていたい   もしかしたら 夏が嫌いだと言う君も 少しは好きになれるかもしれない   もうすぐ 夏は終わってしまう でもまた何かが始まる   ひとりでいないで おいしいごはんを みんなでいっしょに食べよう   強がっても 本当は淋しいこころは 隠しきれやしないのだから   誰かは その気持ちを 気づいてくれている   ただ 見ようとせずに ごまかしているだけ   すぐでなくていい いつかそのことに 気づける日が来ればいい   きっと できる日が やってくるはず
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