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雨
わたしが
描いている夢は
遠くにあるのかな
どうか
少しだけでも
近い場所にありますように
本当は
遠くにある気がして
ものすごく憂鬱になる
こんな時は
誰にも何にも縛られずに
はちゃめちゃに暴れ回りたい
嗚呼
空から雨より
ビールが降ってこないかな
ビールまみれで
身体中をアルコールに
染み込ませてみたいなあ
ジョッキを
空へとかかげて
ビールを注ぎ込みのさ
こんなにも
どうしようもない
妄想しかできないなんて
どうしようもなく
つまらない人間で
溜息が止まらなくなる
今は
とにかく書いて
夢を近づけるしかない
そんなこと
わかりきっているけれど
本当にそれだけでいいのかな
雨さんよ
ビールの代わりに
インスピレーションを降らせて
これなら
何だか少しは
現実味がある気がする
頭の中に
インスピレーションの雨を
じゃんじゃん降らせてしまって
洪水が
起こりそうなくらい
派手にやってしまってくれ
そのくらい溜まれば
わたしは干からびずに
絶え間無く書いていられそう
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