無の中

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無の中

何もかも 跡形もなく崩壊して 目の前から消えてしまえ もしくは わたしがこの足で ぐしゃぐしゃにしてやる 悲しみの涙は 枯れてしまって 絶望の波が押し寄せる 期待なんかしない 気遣いなんかしない もう勝手にしてくれ その代わりに わたしは君から 解き放たれたいなあ これからも いっしょにいるのは ひたすらにつらいだけ 君はわたしを見て わたしは君を見て つらいと感じるだけ いっそ 軽く一思いに 廃棄処分にして 最後の わたしの 願いを叶えて それ以外に 何もいらないから もうどうでもいいから だから 消えたい消えたい 縛らないで縛らないで もう 笑えない 立ち上がれない さあ 終わりの言葉を 耳元で囁いてくれ
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