グッドバイ

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グッドバイ

君がいない こころは折れて 華麗にノックアウト ひとりは いつの間にか 寂しいと感じる 何もない 無音の部屋で ぐったり横になる 一日の半分以上を 大したこともせずに 時間が過ぎることを願う こころの中に 押し寄せてくる波は 孤独だけではないのだ おかしな プレッシャーは 身体中を駆け巡る ただ毎日は 何もすることなく ひたすら過ぎていく 単調な記憶は 大切な記憶まで 強引に奪われていく 孤独、時間、恐怖… それだけは消えることなく こころは枯れて萎えていく 本当にひとり 誰ひとりもいない 頭上には灰色の空が流れる 例えるならば 無人島にいる気分 何も誰もなくていない ハロー わたしの声は 聞こえていますか? グッドバイ 見向きもされず ただの灰になるだけ
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