日本刀

3/3
前へ
/87ページ
次へ
日本刀ネタもう一丁 日本刀ってヤバイよな 普通、他の国の剣は鋳造して成型→鍛造で完成だけど、日本刀の手間のかかり方は尋常じゃない。 まず地金。 炭素量の少ない「柔らかい鋼」を背に「硬い鋼」を刃として組み合わせる。だから切れ味は鋭いのに、折れにくい。 んで、鍛造。 槌で打って鋼を圧着し、形を整え、鍛造効果で硬度は増す。でも背側の鋼は柔らかいから、砕けにくく、しなやか。 しかも脱酸効果もあって鋼の純度は上がる。 そして熱処理。 水焼入れするんだけど、焼き入れ速度(鋼を冷ます速度)が速ければ速いほど、鋼は硬く・もろくなる。 だから刀身に泥を塗り、刃だけを露出させて焼き入れ。(刀の刃紋はこれで出来る) 当然刃先は硬くなるが、刀身は冷却速度が遅いのでしなやかさを保つ。 工学とか知らない人にとっちゃワケワカメかも知れんが、この技術は成立年代的に考えてオーバーテクノロジーもいいとこ。 こんな武器が戦でのサブウェポンだったんだから、日本恐ろしい・・・。
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

694人が本棚に入れています
本棚に追加