救出へ

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修一:大尉、国境までどれぐらいだ? サンチエゴ:あと30キロってとこです。 真琴:最後尾はどうなの? サンチエゴ:少し遅れてます。 真琴:急がせて、一泊したんだから、あと20キロ歩いたら野営するから。 修一:今、朝の10時だ。夜までには20キロ行くだろう。 昼にスコールが降りだした。 ヘンドリックス:中佐、敵に見付かったらどうします? 真琴:戦うしかないだろう。 ヘンドリックス:俺も海兵隊員です、しかし他の連中はどうです?この作戦に納得するんですか? 真琴:私らは正しい事の為に戦ってる、他のみんなだってきっと同じだ。つまらん質問をするな。 その夜 真琴:ここで野営する、出発は明日の朝8時です。 ケンドリクス:中佐、お礼を言いたくて、ありがとう。 真琴:いえ、構いません。しかし、教会はきっと、もうダメかもしれません。
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