見えざる敵

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サウジアラビア、アル・ラマー外国人居住区。 サウジアラビアは世界一の産油国として世界に名を馳せ、今や大きな発展を遂げた。アメリカや西欧諸国の石油会社は現地の従業員の為に建設したのがこのアル・ラマー外国人居住区で、ある。今日も従業員とその家族達はグラウンドでソフトボールをしたりBBQをしたりして楽しんでいた。 男1:始めるぞ。 パン!パン! 警官のカッコをした2人の男が休憩中の警官2人を撃ち殺し、車を奪った。 従業員1:なんの銃声だ? ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダーッ!! 車を奪ったウチの1人がAK47アサルトライフルを車の中から乱射した。銃撃を受けた従業員達は道端に伏せたり、グラウンドをあたふたと走り回っていた。 ハイサム:見つけた!行くぞ! 国家警備隊のハイサム軍曹の運転する車がアサルトライフルを乱射している車に勢いよく突っ込んだ。車から降りるとシグP226拳銃を構えて、相手の車に忍び寄った。 男1:うぁ。 ダンダン!男の1人がAK47を構える前にハイサム軍曹が1人を撃ち殺した。 男2:恥を知れ!! もう1人が腰から拳銃を抜こうとしたのでハイサム軍曹はまたシグを発砲して2人目の男を撃ち殺した。 警官1:さぁ、皆さん落ち着いて下さい。大丈夫ですよ。こっちに集まって下さい。こっちですよ。 警官の1人がグラウンドで逃げ惑う従業員達を集めていた。 警官1:アッラーは唯一の神、ムハマンドは使者。アルカイダに栄光あれ。 ドガァァン!! 警官の1人が祈りを唱えると、体に巻き付けた爆弾の起爆スイッチを押した。爆破の衝撃で、集まっていた従業員数十名が吹き飛ばされた。
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