見えざる敵

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FBI東京支局 ピッ。 本田:こちら本田、どうした?フラン。 フラン:アル・ラマーの外国人居住区でテロだ!!銃撃と自爆の2本立てだよ!! 現地勤務のフラン・マナー捜査官は声を荒立てて、本田に電話してきた。フランと本田はアカデミー時代からの友人だった。 本田:それで状況は? フラン:状況?最悪だよ!死者は30数名!!頼む、こっちに来てくれ。上に何と言われようと来てくれ! 本田:分かった。上に掛け合ってみるよ。では、一端切るぞ。 ピッ。 フラン:みんな、聞いてくれ!!一刻も早く被害者を病院に運ぶんだ!! ドッ、ドガァァァァァァン!! 次の瞬間、止まっていた1台の大型車が大爆発を引き起こした。仕掛けられていた爆弾は積まれていた大量の酸素ボンベに引火して凄まじい破壊力を生んだ。辺りはみな吹き飛び、ビルも半壊した。
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