見えざる敵

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プリンス・スルタン空軍基地に着くと、国家警備隊のファリス・アルガージ大佐と、あのテロリスト2人を射殺したハイサム軍曹が出迎えた。 本田:FBIの本田です。英語は分かりますよね?爆発物専門家のサイクス、あと司法担当捜査官のレビット。それと我々の護衛でアメリカ陸軍の石田とサンチエゴ、海軍の吉澤とレッド、海兵隊の皸谷です。どうぞよろしく。 アルガージ:私は国家警備隊のアルガージです。チョッキはお持ちですか? 本田:防弾チョッキですか?全員持ってますよ。 アルガージ:ではパスポートと銃をお預かりします。 修一:よし、みんな銃を渡せ。 修一達は拳銃をアルガージに預けた。修一達を乗せたワゴン車は2台に別れて走り出した。 レビット:これ240キロ以上出てるよ。もっと落とせばいいだろうに。 本田:尾行を見分ける為だ。このスピードで尾行してくればかえって目立つ。 8人を乗せたワゴン車は警察署の体育館へ着いた。 修一:ここが今回の宿ね。 アルガージ:バスルームは奥です。洗濯機も、トイレもエアコンも用意してあります。テレビは衛星放送も映りますよ。では、明日朝7時に迎えに行きますので。 本田:じゃお疲れ様。
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