-SA5『裏業社』-結成

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《エース》 「ん?…朝か?…」 エースが爆睡していたのは山崎先生略して山ティーの数学の授業だった 眼を凝らしてみたら目の前には山ティーがいた 《山崎》 「お早うエース💢」 キレ気味でそう言った 寝惚けているのか 平常心なのか… 《エース》 「お早う…」 受け答えに笑いだす女子 《女子》 「クスクス」 《シャノン》 「(またあのコ寝てるよ…)」 クラスに一人はよくいるチクりの女子 聞こえるか聞こえないかというギリギリのトーンで山ティーにチクる 《女子》 「先生!ジャック君も寝てます」 エースの右隣で堂々爆睡していたのはジャック 《山崎》 「こらジャック!!欠点つけるぞ?」 顔を伏せたまま返事をした 《ジャック》 「うん…」 《女子》 「クスクス」 するとチャイムが鳴り響いた 《山崎》 「今日はここまで」 計ったようにクラス全体がざわついた 「次はグラフをするぞ!」 サッさと終わらせようとする クラスの委員長 《女子》 「起立気をつけ礼」 《皆》 「ありがとう御座いました」 エースは立たず… 《エース》 「どういたしまして…」 爆睡 《アーク》 「ようエース…」 エースが眠る机に近づく 《エース》 「何だ?」 《アーク》 「話がある。空き地にこい」 《エース》 「話なら此処でしろ…タイマンなら何処でも出来んだろ?…てかタイマンなんてもんするだけ無駄だぞ…俺の圧勝…だから」 うつ向いたままだ 返事が無いことに気付き 見上げると アークは既に居なかった
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