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《アーク》
「エース!斜め右30度後方!
ノア!エースの後ろ40度
上下3メートル先!
ブラット!エースの行動把握!!そのまま右に回し蹴りだ!」
エースがバーハイムに向かって拳を振り切ったがバーハイムが空中で体制を変え、惜しくもエースの拳は空を斬った!
スカ!!!
ノアは続いてアークの指示通り空中で体制を変えたバーハイムに蹴りを加えようとするもバーハイムが素早く着地しノアの蹴りを受け止めた
それとほぼ同時にブラットの回し蹴りがバーハイムに当たる直前で避けられた
《バーハイム》
「おっと!!今のは危なかった!!」
茶色のシルクハットを手で抑えてコートのゴミをもう一方の手で祓った
《アーク》
「かわされた?!」
《バーハイム》
「(アーク君…君には指揮センスが有る…)」
《アーク》
「エース!ズレてたぞ!」
《エース》
「うっせぇ!馬鹿!お前の言ってることは全く理解できねぇんだよ!」
内輪揉め
アークの指示を聞く前
先読みしたかのように
バッチリ指示と同じ
ドンピシャの場所に
独断で回り込んでいたエース
《バーハイム》
「(そして、エース君…君にはそれに答える力が有る)」
ブラットが1人密かにバーハイムに近づく
《ブラット》
「今のはアークとか言う奴の指示以前にエースが既に動いていた…とするとエースは本能的に動いていただけか。まぁまぁ出来るな…アイツ」
《ノア》
「彼には闘う素質が有るようですね」
ブラットとノアはエースの戦闘センスに
気がついたようだ
ノアもタイミングを測る
エースとアークがバーハイムロームに指を指した
《エース、アーク》
「絶対捕まえてやるからなー…」
…………………
「セリフカブッテンじゃねぇよ!」
《ブラット》
「よし!今だ…」
と言うと
エース達に気をとられているバーハイムロームに
勢いよく殴りかかった
ブォン!
ブラットには確かにその手応えはあった
しかし、
シュー…………
《バーハイム》
「その無茶苦茶な拳の裁き方はさっきのエース君と同じですねぇ…流石恐るべき洞察力…まるでコピーだ…」
バーハイムは後ろ向きでブラットの拳を片手の手のひらで受け止め握った
「何だかのってきましたよ?ブラット君…さぁ君が捕まってそれからどうします?…」
ブラットの拳を離そうとしない
拳を掴まれたブラットと
反対側から走り込んだノア
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