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香野はその独り言に口をはさんだ。
「強盗団を捕らえるタイミングは銀行に入る前がいいと思いますね。強盗団は車できて車で逃げるようですからね。強盗団が車から降りる前に車を包囲してしまいましょう」
「それが1番いいですね。強盗団は高性能な自動小銃を持っていると言う話しですし、銃が振り回しにくい車の中に強盗団を留まらせていれば包囲しやすいですからね」
「そのとうりです。そして、強盗団の車を取り囲むようにこちらの車で包囲すれば、強盗団が発砲しても車を盾にできますからね。
ではこれから私は2日後のために準備をしに出掛けてきます。大野くん後は頼みましたよ」
「はい、わかりました」
小野田もソファーから立ち上がって軽く背伸びをすると誰に言うわけでも話し始めた。
「では、私も気になる事を調べるとしますか。何かわかれば連絡をします。
ではこれで」
そう言って小野田さんは事務所をでていった。
香野は小野田さんがでていったのを確認すると、私に言った。
「小野田さんの事を調べてください。彼はきれものだけれども、だからこそなのかもしれませんが完全には信用できないのです」
「わかりました。まかせてください」
私がそう言うと香野は軽く頭を下げて事務所をでていった。
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