-第1章-

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「母さんの提案…なんだよ、今更…仕事仕事でろくに家に帰って来ない親が母親づらしてんじゃねぇよ…」 「知明…ごめんね…そうよね…今更…知明に親らしい事しようなんていくらなんでも都合良すぎるわよね…」 なんだよ…さっきまで楽しそうに編入の話をしてると思いきや…今度は電話越しに今でも泣きそうな声で言うんじゃねぇよ… 「つ、都合良すぎるなんて思っちゃいねぇよ…っつうか母さん、思い込み激しすぎだし」 今でも泣きそうな母親の声を聞くのが絶えられなくなり、不器用ながらも俺は母親に優しい言葉を掛ける
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