6th Attack Pinch Runner

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「えっと、民那のシーぽんはイグナイターが逝って不動車。 真紀のエボⅣは事故で左サイドを負傷と。」 越子が呟く。 「いやぁー、ゴメン。 イグナイターはVTECユニットのアキレス腱だから気を付けてたんだけど、まさかこのタイミングでねぇ。」 民那が決まり悪そうに言う。 一方の真紀も、 「私もいきなり横のクルマが私がいるのに車線変更してくるなんてねぇ。 で、保険の関係で速攻で入院させなくちゃいけなくてね。 …ゴメン。」 と気まずそうに言う。 ちなみに、ここには民那はキャパ、真紀はEKワゴンに乗ってきている。 言うまでもなく二台とも代車だ。 「でも、今度のバトル、どうしよう…。」 民那が心配そうに呟く。 「うん。 あの様子じゃ、延期なんて聞いてくれそうにないだろうね。」 真紀も暗い顔で呟く。 すると、暫く黙っていた越子が口を開いた。 「心当たりが無いことはない。 ピンチランナーになってくれそうな子達が二人。 もし、それでダメなら………、 私が二人まとめて相手する。」
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