6th Attack Pinch Runner

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「えぇー!? その助っ人がダメでも、越子が一人で相手する事ないよ!!」 「そうだよ!! そうだ!! コマと星佳がいるじゃん!! あの子達、まだ負けてないしさ!! そもそも、あの二人が原因と言えば原因なんだし。」 民那と真紀が言い募る。 「いや、あのね。 実はあの二人ね…、もう負けてるんだって。 二台揃ってS15に引っこ抜かれたって。 恥ずかしいから言えなかったらしいけど。」 越子が言いづらそうに言う。 「全く、なんでアイツは肝心な時に役に立たないかなー。 我が弟ながら情けないわ。」 真紀が言い捨てる。 「まぁまぁ、そう言っちゃ、可哀想だって。 コマちゃん達だって頑張ったと思うし。」 越子が取りなすように言う。 「それに、私の助っ人も、なかなか頼りになるしね。 まぁ、大船に乗った気で居てよ。」 そう言うと、越子がニッと笑った。 「越子がそう言うなら、大船に乗ったつもりでいさせてもらおうかな。」 「うん、そうだね。 そうさせてもらお。」 民那の言葉に、真紀もうなずく。 そして、対決の日が来る。
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