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しばらくして、民那達の前に二台のセリカが現れた。
一台は丸目四灯式ヘッドライトが印象的な黒いST205系GT-FOUR。
もう一台は、三角形のヘッドライトが印象的なZZT231系SS-Ⅱスーパーストラットパッケージ。
その二台からそれぞれ若い女性が降りてきた。
GT-FOURからは、見るからに上品なストレートロングの少女。
SS-Ⅱからは、今時っぽいツインテールの少女が。
二人は民那達の許に歩み寄ると、ストレートロングの少女が越子にこう言いながら頭を下げた。
「越子お姉さん、お待たせしました。」
続いてツインテールの少女が元気にこう言った。
「来たよ、越姉ぇ!!」
「二人ともよく来てくれたね。」
越子は二人にこう声を掛けながら、他の皆に二人を紹介する。
「この子達は私の従姉妹なんだけどね。
今回の代打を引き受けてくれたんだ。」
「この子が華蓮。」
そう紹介された華蓮がこう言いながら頭を下げた。
「皆様、よろしくお願いいたします。」
「この子が芹華。」
「みんな、ヨロシクねー!!」
芹華が右手を上げて皆に挨拶する。
「ちなみに双子なんだけどね。」
そして、民那達の話から若干置いてきぼりになってたS15とR32の二人に向かってこう告げた。
「さぁ、この子達が私達の代わりにあなた達の相手をするから。
覚悟してね!!」
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