6th Attack Pinch Runner

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「まぁ、どうでも良いや。 どうせ勝つのはオレたちだ。 とりあえず、今回のバトル方式だけどな、リレー方式にさせてもらうぜ。 まず、麓からヒルクライムでバトって登って来て、てっぺんのゴールラインを跨いだらそのパートナーがスタートして今度はダウンヒルでバトる訳さ。」 S15のドライバーが説明した後一言付け加える。 「まぁ、ある映画のワンシーンを応用したわけだな。」 (ある映画って……。あー、アレかぁ。) 民那達の頭の中にスポコンブームの火付け役となった映画が思い浮かぶ。 「こっちはコイツがヒルクライム、オレがダウンヒルをやる。 さぁ、そっちもさっさと決めな。」 S15のドライバーがR32のドライバーを親指を立てて指し示す。 それに華蓮が答える。 「それでは、私がヒルクライムを担当させていただきますわ。」 「それじゃあたしが下りだね。」 華蓮に芹華が続く。 「スタータ―はうちの連中がやるけど、なんなら証人として一人下まで付いてっても良いぜ。」 「じゃあ、私が下まで行くよ。」 S15のドライバーに真紀が答える。 「よし、それで決まりだな。 じゃ、始めるぜ!!」 GT-FOURに華蓮と真紀が乗り込み既に準備を済ませていたR32と共に麓に下っていった。
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