第二十五章 葬送あるいは月世界渡航

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前頁解説 経文の一節でも~:仏典〝金剛般若経〟にちなむ発言。 この経典の中で釈迦は弟子の須菩提(しゅぼだい)(スブーティ)に、金剛般若経の中の一部を人々に説いてあげることは、沢山の宝物を集めてお布施をするよりも遥かに功徳のある善行だという旨を教えている。 〝金剛般若経〟は真実の知恵は通常の認識では得られないこと、一切の存在は(くう)であることを説く。 中国南北朝時代の僧侶、鳩摩羅什(くまらじゅう)(クマ-ラジーヴァ)による訳が有名。 幅広い宗派、異なる宗教でも重要視される経典だが、特に禅宗で重んじられている。
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