第二十五章 葬送あるいは月世界渡航

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浪花節:浪曲とも。日本の代表的話芸の一つである浪花節は明治以降おおいに隆盛し大衆に愛されるに至った。 しかし、その一方で、格式をもたない新興の話芸であること、庶民階級の芸能であったことから他の芸能者や知識人階級から賤視され忌み嫌われてきた経緯をもつ。 話芸として確固たる地位を確立するに至ったのは、かくした不当な差別的処遇に抗いながら芸道を発展させてきた担い手たちの成果といえるだろう。
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