第二十五章 葬送あるいは月世界渡航

54/66
前へ
/1263ページ
次へ
前頁解説 角倉金襴(すみのくらきんらん):紋様の名。 安土桃山時代・江戸時代の豪商、角倉了以の所有した名物裂(めいぶつぎれ)に因む。 兎と草花と作土(草花の根付いた大地)を描いた紋様。 源融(みなもとのとおる):平安時代前期の貴族。嵯峨天皇の皇子。源姓を賜り臣籍降下し、左大臣にまで昇進。 陸奥国塩竈の風景を模した邸宅〝河原院〟を営み、華麗な生活を送ったことから河原左大臣と称された。 彼の没後、荒廃した河原院に現れた幽霊により旅の夫婦の妻が命を落としたエピソードは〝今昔物語集〟に収録されている。
/1263ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4250人が本棚に入れています
本棚に追加