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ミツル「はい。ありがとうございました。センリさん、サファイアさん。」
センリ「うむ、これでキミも立派なポケモントレーナーの仲間入りだ。いいかい?これだけは知っておいてほしい。ポケモンというのは昔から人と暮らしているいわば我々人間のパートナーだ。彼らは道具じゃないしペットでもない。トレーナーが心を持って接すればきっとポケモンとも心を通わせることができる。その点ラルトスはちょうどよかったのかもしれない。ラルトスはトレーナーの意志を読み取ることのできるポケモンだからね。」
ミツル「意志を……読み取る……。」
センリ「キミの心がいつまでも弱いままだとラルトスも弱っていく。逆にキミが強い心を持ったならばラルトスは強くなっていく。いわばトレーナーの心を映す鏡なのさ。」
サファイア「そう。でも大丈夫!ミツルがいつも強くあればいいんだから。簡単だろ?」
ミツル「強く……心を…、体は弱くても……心を強く。」
センリ「うむ、そろそろ行きなさい。ご両親を待たせているのだろう?」
ミツル「はい。僕……強くなれるようがんばってみます!ホントにありがとうございました。さようなら!」
こうして僕はラルトスと出会い、トウカシティを後にした。
そして空気の澄んだ田舎町、シダケタウンでの生活が始まったんだ。
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