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ミツル「かっ…かわいい~~~~!!捕まり方までかわいいよ!うわどうしよシダケに戻ろうかな?帰って誰かに自慢……はっ、ダメだダメだ!落ち着こう。」
ボクは一旦深呼吸しようやくカナシダトンネルを抜けた。
辺りは暗い。まだ夜中だからか。背丈の低い草むらがありその先には町の灯り。
ミツル「あれがカナズミシティ………か。大きいな。」
しかしボクの心は完全にエネコに奪われてしまっていたのでたまらずボクはエネコをボールから出した。
ニャアと一声鳴くとボクの足に擦り寄ってくる。
あぁ…ヤバい…幸せ…。
しかしその時がさがさという音と共に草むらからジグザグマが飛び出した!
ミツル「はっ!?よ…ようし…エネコは…まずいか。ここはラルトスかロゼリアで……」
そう、ボクはエネコの力を知らなかった。速攻でずつきを仕掛けてきたジグザグマに対しエネコは大きな声で威嚇したのだ。
驚き、攻撃を中断するジグザグマ。
ミツル「なきごえ……?いやでもこれはこれでかわい…」
すぐさましっぽをジグザグマの顔面に叩きつけるエネコ。
ミツル「ねこだましか!早い。もしかして…強いのかな?」
突然の顔面への張り手にたじろぐジグザグマへ更におうふくビンタ。
決着はあっという間に着いた。
ミツル「す…すごい。かわいくて強い!ホントにすごいよエネコ!何よりかわいい!」
ボクは新しい仲間をボールに戻し、再びカナズミシティに歩をすすめた。
やっぱり旅に出てよかった。色んなポケモンと出会える。きっとボクもサファイアさんみたいに強くなれる。ようし!まずはサファイアさんも挑んだカナズミジムに挑戦してみよう。
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