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ツツジ「ロックオン、完了ね。さぁ、ノズパス!がんせきふうじ!!」
ドォンドォンドォン
ラルトスの周りに巨大な岩石が突き刺さる。
ミツル「なっ……囲まれた!?」
ツツジ「まだよ。完璧に仕留めるには仕込みが必要なの。ノズパス、でんじは!」
ビシぃッ
強力な電磁波によりラルトスの身体がマヒ状態に。
ツツジ「これで逃げ場は無くなりましたわね……。さぁ、下敷きにおなりなさい!!ノズパス、いわくだき!!!」
バガァン
がんせきふうじで落とした巨大な岩をノズパスが砕くと閉じ込められたラルトスに容赦なく岩石が降り注いだ。
ミツル「…………すごい……。」
ツツジ「これがノズパスの力ですわ。ふふ…ラルトスではひとたまりも……」
ガラッ
崩れ落ちた岩石の山から傷ついたラルトスが顔を出した。
ツツジ「なんですって?」
ミツル「リフレクター、さ。まさかあそこまで強烈な攻撃が来るとは思っていなかったけど……」
ツツジ「くっ、ノズパス、もう一度……」
ミツル「無駄だよ。さっきのがんせきふうじはロックオンで正確に打ち込んだからこその技。そんな時間は……与えない。」
グググッ
ラルトスの身体が震えはじめた。
短い手足が伸び、隠れていた顔はその澄んだ瞳が視認できるほど成長した。
ツツジ「進化……!!ラルトスが…キルリアに!!」
ミツル「更に言えば今ノズパスの身体はマヒ状態にある。ラルトスのとくせい、シンクロの影響を受けてね。」
ツツジ「!!なんですって……?」
ミツル「つまり今度はこちらが攻撃を外さないってことだよ。」
フワッ
ノズパスの身体が宙に浮かぶ。
ミツル「ラルトス、いやキルリアが受けた痛み……思い知れ!!サイコキネシス!!!」
カァッ
強力な念力がノズパスを押し潰した。
ツツジ「ノズ……パス……。」
審判「ノズパス戦闘不能!よって勝者はシダケタウンのミツル!!」
ツツジ「完敗……ですわ。あなたの実力、正に本物あなたにこのストーンバッチを進呈します。」
ミツル「ありがとう。やっぱりジムリーダーは強いや。」
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