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ここはムロタウンの北にある洞窟内部。
なぜこんなところにいるのかと言うと!
あの後、大いにテンパったハギさんからなんとか聞き出した話によればこの洞窟に眠る珍しい石を探しに来たハギさんとピーコちゃんの前に突如謎の男達が現れピーコちゃんをさらっていったという。
返してほしくばハギさんの船をよこせと、そんな要求をしてきたらしいんだけど……
ミツル「しかし悪い人達だなぁ。人のポケモンを盗むだなんて。なんて人達だ。」
道中現れる野生のズバットやイシツブテをボクのキルリア、ロゼリア、エネコは難なく退治していく。
洞窟も奥まってきて辺りが暗くなってきたのでボクはハギさんに手渡されたひでんマシン、フラッシュを起動した。
カッ
一瞬目が眩む程の光が洞窟内を明るく照らしだす。
ミツル「おわぁ~すごい。ていうかこれ、ただのライト……だよね?電池式みたいだし……」
その時、何かを削るようなガリガリという音が聞こえ、ボクは音のするほうへ向いた。
ミツル「あれは……ココドラ?」
全身を固い金属のようなもので覆われた小型のポケモン、ココドラが姿を現した。どうやら鉄鋼石を食べているらしい。
ミツル「よぉしいけっ!エネコ!!」
ボンッ
ミツル「身体が硬いなら……更に硬いものをぶつければいい!さぁ、エネコ!アイアンテール!!」
ガゴォン
鈍い音が鳴り響く。
ミツル「効いて…ない…みたい。」
怒ったココドラは凄い勢いで突進を仕掛けてきた!
バッガァーーン
ガラガラ………ガタン
エネコは難なくそれをかわしたんだけど……
その石頭にぶつかった洞窟の壁面は無残にも崩れ落ち、大きな穴を作り出す。
ミツル「……ムリ。ムリ。エネコ!かむばーっく!!」
ボクはエネコをあんな目にあわせるわけにもいかないので素早くボールに戻す。
ミツル「あれに耐えられるくらいのタフさを持つのは……キミしかいない!マクノシタ!!」
ボンッ
説明するとこのポケモンは洞窟入り口付近で現れてロゼリアのくさぶえであっさり眠ってあっさり捕まったボクの新しい仲間である。
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