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ココドラは完全に頭に血が昇っているのかマクノシタに対してもただまっすぐ突進を仕掛けてきた。
ミツル「さぁ、受けとめるんだ!…………できる…よね?ね?」
バッシィィン
マクノシタが正面から突進を受けとめると踏張りに耐えきれなかったのか地面にはヒビが入る。
ミツル「なんて衝撃…。」
そのままマクノシタはなおも突進し続けようとするココドラの足を器用に払った。
勢い余ってひっくり返ったココドラ。
ミツル「あれは…けたぐり?相手の重心の移動と同時に足を刈り機先を制す…体重が重ければ重いほど技の威力も絶大なものに…って」
腹を見せればココドラのガードだって甘いもの。一周腕を回すと渾身の右ストレートをココドラにたたき込んだマクノシタは、誇らしげにふんぞり返った。
ミツル「すごいや。すごいけど…都合上多分キミの出番は多分もう……無いよ。ゴメン。」
更に奥へと進むと、遠くにうっすら明かりが見えた。
ボクはフラッシュもといライトの光を絞り、その方向に慎重に進んでいった。
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