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父「どうだ、ミツル。準備はできたか?」
ミツル「うん。大丈夫だよ。」
母「向こうに着いたらちゃんとミチルちゃんやおじさん、おばさんに挨拶するのよ?」
ミツル「うん。わかってるってば。」
僕はミツル。トウカシティに住む十三歳。肺の病気がなかなか治らないから、今日から空気のきれいなシダケタウンのおじさんの家にいくことになったんだ。
でも…いく前に一つやっておきたいことがあるんだ。
「ねぇ、お父さん。お願いがあるんだ。」
父「ん?なんだい?」
「僕…友達がいないから…せめて淋しくないようにポケモンが欲しいんだ。」
母「まぁ、いいんじゃないかしら?でもお父さんもお母さんもポケモンなんて捕まえたことないわ。」
父「いや、そういうことなら考えがあるぞ。この街に新しくやってきたジムリーダーはかなりの凄腕とのこと。そのジムリーダーのセンリさんにお願いしてみたらどうだろうか。」
母「そうね。ほら、いってきなさい!ミツル。早く戻ってくるのよ?」
「う、うん!ありがとう、お父さん、お母さん。」
そう言って僕は家を飛び出していった。
トウカシティジム…大きいなぁ…最近建てられたばかりなんだっけ。
入っても…いいのかな…?
ギィ… 扉をあけてみる。
「ご…ごめんくださ~い。」
中は畳が敷いてあってその真ん中あたりにおじさんが1人座っていた。
センリ「ん?挑戦かい?随分若い挑戦者だな。」
「え?いや、あの~…僕、ポケモンを捕まえたくて…センリさんに相談しにきたんですけど…」
センリ「んん?どういうことかな?はなしてごらん?」
僕はセンリさんに事情を話した。
センリ「なるほど。そういうわけか…友達としてポケモンをか…」
その時、誰かが扉を開けて入ってきた。
???「父さん、久しぶり!」
父さん?じゃあ…
センリ「おお、サファイア!オダマキ博士から話は聞いたぞ!
とうとうお前も旅に出るんだな。ん、そうだ!お前に頼みたいことがある。」
このバンダナを巻いた男の子がセンリさんの息子さんなんだ…。サファイアさん…か。
サファイア「え?なに?」
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