。゚。†最終章†。゚。

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(懐かしいな・・・・・・・) 風に揺らめき降り注ぐ花びらの中を歩き続けて辿り着いたのは、大きな門の前。 “私立峯青学院” この学院に通っていたのが、ついこの間のような気がする。 俺がこの学院を去って10年の月日が流れた・・・・・ 17歳だった俺も27歳になった。 この春で社会人6年目を迎える。 初めは慌ただしい毎日だったが、6年ともなればだいぶ慣れた。 仕事にも気持ちにも余裕が生まれてきた。 あの頃に比べたら、心も体も随分成長したと思う。 ・・・・・だから今日、ここへ来た。
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