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俺が必死に動揺を隠そうとしていると、
いずみが俺の目を真っすぐに見つめてきた。
「…海、好き、だよ。
…1回も言ったことなかったから。
今日、ちゃんと言おうと思ってたんだ。
ちゃんと、好きだから。
だから…不安にならなくて、いいよ。」
やばい。
泣きそう。
いずみを力強く抱きしめると、いずみも抱きしめ返してくれて。
こんな幸せ、きっと、
ここにしかない。
いずみしか
俺を幸せにできない。
俺しか
いずみを幸せにできない。
そう思えた。
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