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「おはよ、いずみ。」
「…おはよ。」
俺の、19才最初の朝。
いずみはすでに起きて、朝ご飯の用意をしていた。
「…ねぇいずみ、昨日…てか今日のってさ、私がプレゼント!みたいなこ…」
バシッ!
「いてー!
寝起きの頭叩くのはナシだろ!」
「海が変な事言うからだよ!
プレゼントは他にちゃんと用意してあるし、それに、別に、するつもりじゃなかったし…っ!
だいたい、海が襲ってきたんだろ!」
「は!?
あれは確実にいずみから誘っただろ!」
「誘ってない!
絶対誘ってない!」
…昨日のいずみちゃんはどこへ?
まあでも、
顔は真っ赤で怒るいずみも、またかわいいとか思っちゃうし。
なんだかんだ、このケンカの内容、甘いし。
俺も相当重症だな。
でも、うん。
幸せだからいっか。
END
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