12月9日

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舞台は学校 私はKが好きだった。 ある時ちょっとした出来事で私はKと仲良くなった。 私はKの事をKくんと呼び Kは私の事を憂鬱(ゆう)ちゃん(仮)と呼んだ。 二人は互いに笑いながら両手で相手の頬を包んでいた。 それから突然場面が変わった。 先輩達の中で笑っている私がいた。 その時私は今の出来事が夢だと理解した。 いつもの妄想癖がでたと。 私はずっとKが好きで 部活の先輩に相談していた。 先輩はとても応援してくれた。 そんな時 何故かテニス部の皆で電車に乗る事があった。 《次は〇〇駅です。お忘れ物のないよう...》 私の降りる駅 なんだか少し寂しくなりながら思っていた。 その時だった。 「芳川さん(仮)」 突然呼ばれた私はびっくりして 「はい!?」 と少し叫んでしまっていた。 話しかけてきたのはKだった。 「あれぇ?あんたらいつの間にそんなに仲良くなったん?(笑)」 先輩が少しニヤニヤしながら尋ねた。 「さっきちょっと」 Kは急いでいるように答えた。 私は至極驚いた。 あの出来事は夢だと思っていたから。 「次〇〇駅だけど降りるよね?」 少し戸惑いながらも私は「うん」と答えた。 一緒の駅だという事に驚いたと同時に 夢ではなかったと喜んだ。 私達は電車を降り 家路への道を歩きだした。
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