その涙が枯れるまで…

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その涙が枯れるまで…

私はごく平凡な家庭の第2子としてこの世に生を受けました。 生まれは神奈川県 中学2年3学期から千葉で育ちました。   4歳年上に兄貴がいました そう…過去形なんです 私が高校2年の6月に元々の持病の喘息と心臓発作とを同時にお越し還らぬ人となりました 元々産まれてすぐに体が弱く成人はまず無理と言われていた兄貴は21歳まで頑張りこの世をさりました。 親より先に旅立つのは本当に親不孝なのですが、この兄貴は本当に母親泣かせだと今でも思うのは この世から旅立った日が 母親の誕生日前日… 最後に母親の誕生日プレゼントが自分の葬式だったんだよね…   お母さんは七回忌が終る頃まで 自分の誕生日がくるのが本当に辛かったってのちに話してくれた 時が傷付いた心は癒していくものだと誰かが言ったけど 癒される日など本当にくるのだろうか? そして 家族が3人になった。   私は家を出るタイミングものがし 未だにパラサイトしている💦 でも それにも理由はあるんだけどね ┐('~`;)┌マジッスよ! それは、今から4年前… いや、正確に話すなら約6年前に起きた事が理由なんだよね… 今から約6年前… 家のお母さんが腸閉塞って病気になり病院に行ったその日にそく入院して精密検査…1週間後には手術になったんだ でも、お母さんは手術をして助かるならありがたいって言ってた。 無事 手術は成功✨約2週間後に退院してまた平凡な生活が始まるはずだった… それから数ヶ月後… 出掛けて行った先で嘔吐 帰って来ても具合があまりよくならず 心配したお父さんがすぐに病院へ連れて行った… 精密検査を受けるため即入院…不安がる私に 明るくするお母さん… そして1週間後… お医者さんに呼び出された 「この病院では、詳しく調べたり治療は出来ないと思います。紹介状を書きますので今からご家族の方は行って下さい」     あの…先生…言ってる意味が解らないんですけど? 震える私とお父さんは ほぼ無言で紹介された病院へ紹介状とカルテを持って行った。大きな市立病院で看護師さんにカルテと紹介状を渡す。 暫くしてお父さんだけが診察室に呼ばれた 診察室から出てきたお父さんは泣いていた。 「お母さんなぁ…詳しく検査しないとだけど…間違いなく白血病なんだと…」 声をつまらせながら 淡々と話す。頬を涙がこぼれた。白血病?白血病ってドラマや小説で出てくる病気じゃないの? お母さんが?嘘…
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