第一話 階段の影

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あれは2006年の夏でした。 私は友人三人と公園で他愛もない話をしていました。 風もなくひどく暑さを感じていました。 いつものように日が落ちるまでしょうもない話をし、私は友人二人と家が同じ方向だったのでぶらぶらと暗い住宅街の道を歩いていました。 「烏丸お前また太ったやろ」 友人の一人であるAが私にいつもの台詞を投げかけてきている… 「あほっオレかて好きで太ったんちゃうわ!!」 余談だが烏丸は友人Aの倍ぐらいゴツかったので常にぶよぶよとか言われていました。
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