プロローグ

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しかし、変な先輩と連んでる、あいつは不良だ!とか言われて近付けるにも近づけなかった。 まあ不良って所は認めよう。 煙草も吸うし、喧嘩だってする。 顔は喧嘩をするような顔立ちでは無く普通の顔立ちだ。でもクラスの奴らからは不良と言うイメージで見られているから誰も寄ってくる奴は居なかった。 別に友達なんていらない楽しい学校生活もいらない。 ただ…川瀬だけを見ていたいんだ。 あの髪に触れてみたい。 あの気持ちよさそうなほっぺたをツンツンしてみたい。 どんどん川瀬に対する思いが膨らんでいく。 でも近付けないんだ。 結局俺の初めての恋もこの程度で終わる… そう思い込んでいたのかもしれない。 まさか…あんな展開で川瀬の悩みを聞くことになるとは思わなかった。 圧倒的不利な賭けをした俺と一人の女の子を助け出す為に俺は体を張って彼女を助け出してやる 川瀬千里…お前を絶対解放させてやる!
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