ユウキの記憶

6/9
前へ
/12ページ
次へ
-1990年05月30日- オギャァ…オギャァ… 「おめでとうございます。女の子が生まれましたよ。」 僕の誕生は無事に終えた。 しかし、体が弱かったのか、突発性発疹など発症していた。 麻疹もそうだった。 それらが治り、二歳になろうとしていた頃。 「ねぇ。あの子、2語を話さないなんて、おかしくない?」 「そうだな。うーうー言うだけだ。後ろから声をかけても、反応がない。」 「でも…先天性異常検査をしても、異常なかったのに…」 2語というのは、「マンマ」とかなど。 先天性異常検査とは、生まれたときに、必ず受ける検査で、生まれつき、どこか悪いところはないかを調べるものだ。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加