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はぁはぁはぁ…
その疲れの声は瓦礫に囲まれている一角から聞こえてくる。
「これで最後だディアゴ!!」
1人はボロボロの純白のコ―トを身に纏い金色の剣をもう1人の方に向ける。
「たかが貧弱な魔法使いながらワシをここまでした男…イエーゴ=ハルミナスよ…」
重々しい殺気に囲まれながらそのゆずんだ黄色い目がカッと見開く。
両者ともかなりの疲労困憊状態である…
「我が最強の闇の力をお前にぶつける!!
闇の真なる掟を破りし者…我が名はディアゴ…全てを振り払う力【ダガンゼディア】」
ディアゴは両手を天に向けると、その両手の平にはディアゴの体の3倍はあろうかとゆう巨大な黒い球体が出現した。
それを目の当たりにしても動じず金色の剣を上段の構えをとるイエーゴ…
それは一瞬の出来事であった――……
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