第一章―Come A Change―

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周りが騒がしくなってきたそろそろ全員登校してきたかなといったところで、担任が入ってきた。 「よ―し!!体育館に移動だ―!!急げよー」 担任が出席簿を持ちながら廊下に並ぶように指示される。 面倒さいけどだるい体を無理やり起こした。 みんなでかいな―…。 正直それが瑠依の思ったクラスの第一印象だった。 みんな高校生らしい背丈である…瑠依をはぶいては… 瑠依の背丈はまだ中学で通るぐらいであった。 体育館へ行くまでの間は特にひどかった―… 女子には色目で見られ男には逆恨み的な目で見られるし…。 「新入生起立!!」 全新入生がパイプ椅子から立ち上がり長ったらしい校長の話が始まった。 眠気もMAXなちょうど良いタイミングで着席の号令がかかった。 「やべ――…寝ちゃう…」 静かな寝息をたてながら隣の女子の肩に頭をこてんと倒した… 女の子は赤面したままその体勢のままにしておいてくれた―…。
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